病院の先生 2024年4月

　月に一度病院に薬をもらいに行きます。

薬をもらうためには診察が必要なので毎月必ず先生に診てもらうことになります。

待ち時間はテレビ見ながら過ごします。

看護師さんも親切だし先生のことも大好きなので病院で過ごす時間は案外好きです。

　先生には私だけでなく家族まるごとお世話になっています。

父の最期を看取ってもらったり、母は今も週に2日リハビリに通ってるし、奥さんもむかし入院したことがあります。

私が体調こわして伺った時には

「あなたはお仕事が忙しいでしょう。入院でなく通院治療で何とかしましょう」と休ませてもらえませんでした。

そんなお心づかいを少しだけ、ほんの少しだけうらめしく思ったことは先生には口が裂けても言えません。

　先生は月曜から土曜まで毎日診察で、そのうえ入院の患者さんもいらっしゃるのでお昼を取るヒマもないほど忙しいようです。

そんなお姿を見て「大変そうだな、お身体は大丈夫かな」と逆に心配していたら、この春から新しい方が院長先生として見えられるそうです。

まさか引退かと驚きましたが、これからは理事長先生として診察を続けてくださるそうでホッとしました。

　これからもずっと診ていただきたい気持ちと、お昼ごはんくらいはゆっくり食べてもらいたい気持ちの両方が叶えばいいなと思っています。